【コンテンツSEO戦国時代を生きるための】ウェブマスターに必要な素質をもう一度かんがえてみた #seo

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【コンテンツSEO戦国時代を生きるための】ウェブマスターに必要な素質をもう一度かんがえてみた

先日の有料ディレクトリ終焉の記事や相互リンクをスパム判定するというgoogleの変更により、被リンク主体のSEOからコンテンツ重視のSEOへと本格的に時代が移り変わり始めています。

以前から言われていたとはいえ、ブラックハットなSEOしかしてこなかったSEO業者さんや、一般のブロガーさん、企業のウェブマスターさんにとっては、衝撃的な事実でしょう。時代の流れは仕方ないとしても「じゃあどうすればいいの?」ってことはこれから本気で考えていかなくては生き残っていけません。

すべてのウェブマスターはブロガーたるべき

すべてのウェブマスターはブロガーたるべき

これまでのウェブ運営といえば、コンテンツはウェブマスターが用意し、デザイナーがデザインし、WEB制作会社がホームページにし、SEO業者がSEOを行うという分業体制が主流でした。

でも、SEOが被リンクからコンテンツ主体になることでSEOだけ外注するわけには行かなくなりました。ホームページのサイトマップや構造部分もコンテンツSEOでは重要視されていきますので、WEB製作会社への外注すら時代遅れになってしまうかもしれません。

つまり、企業のホームページ担当者(ウェブマスター)は、コンテンツを用意するだけでなく、SEOやホームページ制作の領域まで踏み込まないと、効果のあるホームページ運営はできなくなってしまうでしょう。

twitterやfacebookで拡散されやすいコンテンツを用意し、自身でホームページにまで落とし込み、拡散対策まで行う、これはいわゆるブロガーと似たような行為です。

外注だけでは生き残れなくなる時代がすぐそこまでやってきてるのです。
自身のライティングだけでバズるブログを作っていかなければいけないのがブロガーですが、一般のウェブサイトのウェブマスターも同じような視点・能力を持っていないと生き残れない時代になってきています。

そこで、今後のコンテンツSEO時代を生き抜くためのウェブマスター(ブロガー)に必要な素質についてまとめてみます。

【必要な素質1.】ふとしたことでも疑問に思ったり徹底的に調査できるくらいの好奇心を持っている

ふとしたことでも疑問に思ったり徹底的に調査できるくらいの好奇心を持っている

これからのコンテンツ重視のSEOでは、「新しい情報」「新しい価値」「新しい視点」の3つをいかに生み出せるか、が非常に重要視されます。

「新しい価値」を生み出すには、「新しい視点」が必要で、そのためには、やはり好奇心が必要です。

ほとんどの人が「ふーん」とか「だってそういうもんじゃん」で済ますところを「なぜ?」と疑問に思い、考え、調べることから新しいコンテンツが生まれます。

また、価値のあるコンテンツを生み出すためには、「新しい視点」だけではなく、それを裏付ける情報が必要です。具体的な例を上げることができなければそれはただの妄想・戯言で終わってしまいますので、とことんググるとか、資料を集めるためには好奇心と、我慢強さが必要です。

好奇心のない人には価値のあるコンテンツを生み出すことはできません。
上司には【お前の考えることじゃない、だまってやれ!】と言われるようなことも思考停止せずに「なぜ?」と考えるようになりましょう。それがバズるウェブマスターになる近道です。

【必要な素質2.】批判を恐れず、おかしいことはおかしいと言い切れる自己主張の強さ

批判を恐れず、おかしいことはおかしいと言い切れる自己主張の強さ

バズるのに手っ取り早いのは、仮想敵を作ることです。
そしてその敵を批判することです。

最近だと、例えばいつかはゆかしの件やSoftbankの信用情報誤登録の問題がわかり易い例です。少し前の例だと山本一郎(元切り込み隊長)に喧嘩を売ることで売名に成功したイケダハヤト氏のケースもそうですね。

SEO業界だと、ブラックハットSEO業者を仮想的として批判すればたぶんバズりやすいと思います。

もちろん、企業のウェブサイトの運営の場合はあちこちに喧嘩を売りまくっていては信用問題に関わってきますのでそういうわけにはなかなか行かないとは思いますが、みんなの共通の敵を作って、みんなが納得できる理由で批判すれば共感を得て、バズることができると思います。

ブロガーというのは元来自己主張・自己顕示欲の塊のような生き物です。これからのウェブマスターはそういう人種と同じ土俵・同じ手法で戦うことが増えると思いますので、こういう「批判を恐れず自己主張できる強さ」がこれからのウェブマスターには必要です。

【必要な素質3.】喜怒哀楽を表現できる感情表現能力・語彙能力を持ち合わせている

喜怒哀楽を表現できる感情表現能力・語彙能力を持ち合わせている

コンテンツ重視の時代が来たとは言っても、いいコンテンツを用意すれば必ずバズるというわけではありません。コンテンツをバズらせるためには、「ナチュラルに読者を煽る能力」が必要です。

最近のWEB界隈は、【知らないと損する〜】とか【ただひとつの方法】、【絶対に〜するべきな◯つの理由】【本当は怖くない〜〜】【◯◯は死んだ】など明らかにおおげさすぎるタイトルをつけてむりやりバズらせる手法が蔓延しています。
(この辺りの煽りタイトルの話は別の機会があれば話しますが、ホッテントリメーカーをさわって見るとよくわかると思います)

こういう大げさすぎる明らかな煽りタイトルは今でこそ通用していますが、読者もバカではありませんのですぐに通用しなくなってきます。
そこで、ナチュラルに煽ることのできる表現力・語彙力を身につける必要があります

最近すごいな、とおもったタイトルはこれ↓です。

iPhone って標準の「電話アプリ」から「タダ電」できるってマジすか!? → はい、思いっきりマジです。てかそれが普通です。ドコモ も au も ソフトバンク も関係ないんです。
本人が本文中でも書いてますが、同じ話題を取り上げているブログは他にもたくさんありました、でもバズってなかったのはタイトルの煽り方が下手だったからです。会話形式でわかりやすいですし、「タダ電」という表現もわかりやすい。「マジなんです、関係ないんです」と読んだ時のリズム・語感もよし。

このタイトルのお陰ではてブが1039件(10/3 21時現在)とかなりのバズりようです。

もう一つはこれ。
いい最終回だった、アブラハム・プライベートバンクへの行政処分勧告を受けて東京上空に綺麗な虹が架かる

事情を知っている人にはニヤリとできるタイトルであり、知らない人は「これどういう意味だろう」と中身を読みたくなります。「いい最終回だった」
という言い回しは、絶妙な表現力です。このタイトルには脱帽しました。

前回の記事でも触れたように、いかに有用なコンテンツを持っていても知名度がなければバズらないし、同じ情報なら多くのインフルエンサーを抱えている有名ブログに美味しいところを全部持って行かれてしまいます。

そうならないよう、「この情報を読んでみたい」「誰かに伝えたい」と思わせるようなタイトルを付けれるようにならないといけません。そのためにはナチュラルに煽るタイトルを書ける表現力が必要です。(ある程度軌道にのってファンが増えれば手をぬいても勝手にバズるようになります)

まとめ

さて、いろいろ書いてきましたがいかがでしたでしょうか?

コンテンツSEOの具体的な方法論はまだまだ確立していない状態なので、おれが必ずしも正しいわけではないかもしれませんが、この要素を手に入れれば、バズりやすいコンテンツを生み出すことには必ず役に立つはずです。

参考にしてみてください。