「何を言ったか」より「誰が言ったか」が重視されるWEBの現状 #seo
「コンテンツSEOだ」やら「コンテンツイズキング」だー的な記事が、また増え始めていますね。
確かにコンテンツは大事です。でも、有用なコンテンツを用意すればそれがバズるのか、というとそうではない、という現実があります。
情報元よりもそれを引用した有名ブログの方がバズる
iディレクトリがnofollowになったという記事はこのブログが最初の情報元だと思いますが、12:30時点でのソーシャル言及はこんな感じ。
google+ | hatena | ||
295 | 100 | 37 | 33 |
それにたいして、情報を引用していただいたENJILOGさんのソーシャル言及はこれくらい
google+ | hatena | ||
167 | 143 | 19 | 78 |
うちの情報を元に話題を広げた記事を書いた永江一石さんのブログはこれくらい。
google+ | hatena | ||
582 | 190 | 20 | 35 |
どちらのブログもソーシャルごとのばらつきはあれと、情報元よりも多いソーシャル言及を獲得しています。これはもともとのファン数が違うから当然といえば当然なのですが、結局最初に情報を出したうちのブログよりも、あとの2サイトの方が評価されやすくなってしまいます。
情報元ではなく、それを引用したブログがGunosyに掲載される
それなりにバズりかけたので、Gunosyに取り上げられるかなと思っていたのですが、なんとうちではなく、ENJILOGさんがGunosyに掲載されていました。
本来であれば、最初に情報を公開した情報元がコンテンツ的には有用なはずで(まとめ方によってもちろん情報の意味は変わりますが)、コンテンツイズキングならうちがバズるべきなのですが、そうではなく、同じ話題を取り上げたもともとユーザーが多くて拡散されやすい有名ブログがバズってしまいます。
いかに「誰が言ったか」が重視されているのかがわかると思います。
結局はブランド。
結局、情報ってのは「どれだけ信頼出来るか」によって価値が決まるわけで、無名ブログと有名ブログで同じコンテンツを掲載した場合、圧倒的に有名ブログの方が拡散されるのは自明だし、無名ブログはどれだけ価値のある情報を掲載したところで、誰にも見られず、拡散されず、ひっそりとその情報の鮮度を失って死んでいく、という事です。
インフルエンサーとの人脈がキモ。
そこで一つ前の記事の話題にも関わってくるのですが、「価値のある情報を提供する」ことよりも「それを以下に拡散させるか」の方が重要です。
有名ブログの何が強いかって、ファンの数が多いのはもちろんですが、そこまでファンを増やせたのは、インフルエンサーと呼ばれる情報のハブになる拡散者たるファンを多く抱えているという事です。
インフルエンサーとは、いわば「ご近所の主婦の井戸端会議でいうわさ好きのおばさん」の事です。
どこからか情報を仕入れてきて「あそこのご主人浮気してるらしいわよ」と周りに言いふらす、情報を拡散してくれる存在です。
無名ブログにはインフルエンサーのファンがいませんので、最初のうちは彼等をいかに動かすか、がその情報を活かすか殺すかが決まります。
ツイッターで日頃からリプライをとばすとか方法は色々あるとはおもいますが、インフルエンサーとつながる努力をする、というのがコンテンツSEO時代の地道なSEOになるのかもしれません。