ペンギンアップデートの誤解。ほとんどのウェブマスターにとって、パンダ・ペンギンは脅威ではなくチャンスである。
「ペンギンアップデートで圏外に飛びました」なんて話をいろいろなところで目にしますが、それを見てあなたは怖くなったのでは無いでしょうか？
でも、別にそんな心配はないんですよ、というお話です。
あなたはペンギンアップデートで圏外に飛んだ経験がありますか？？
この記事を読んでる「あなた」がどんな立場なのか、によってその答えはまったく変わるかと思いますがほとんどの人の答えは「ＮＯ」ではないでしょうか？？
そう、僕も自分個人のサイト・会社のサイト、クライアントのサイトなども含めれば百以上のホームページを運営していますが、ペンギンで圏外に飛んだ、というケースは一つもありません。（たぶん）
これが何を意味するのか？
ほとんどの人にとってペンギンは驚異では無くチャンスであったのでは？
ペンギンアップデートとは、「やりすぎた一部の業者を取り締まるため」のアップデートであって、ほとんどのウェブサイトには関係が無いのではないでしょうか。
本来、被リンクだけで上位表示出来ている今の状態が異常なので、googleはそれを正そうとしているだけです。
一部のアフィリエイターやSEO業者は別として、ほとんどの人は真っ当にホームページを作り、ブログをかき、運営しているわけです。「どんな記事を書いたらみんな見に来てくれるかな？」なんて一生懸命考えながら、ホームページを更新しているはずです。
でも、じゃあその努力が報われるのか、といえば、現実は残酷なモノです。
意味のわからない、だれも読まないようなコンテンツのクソブログを量産してそこからリンクを張ってるだけのページがバンバン上位に出て、ちゃんと頑張ってるサイトは上位に出てこない。これが現状でしょう。
パンダアップデート以後は、そういう小手先だけだったSEO業者もちゃんとコンテンツを考えるような流れになってきてますが、基本的にはまだ何も変わっていません。
こんな世の中であなたは良いと思いますか？
「リンクはるだけで上位表示出来るならそれでいいじゃん」そう思ったあなたにとってペンギンアップデートは大きな脅威でしょう。でも、ほとんどの人は「そんなのおかしい！」と思ったのでは無いですか？？
そんなあなたは大丈夫、googleはあなたの見方です。あなたの為のペンギンアップデートです。
それはわかったけど、でも自演リンクしちゃダメなんでしょ？
もちろん、「善」か「悪」か、とgoogleに訊けばそれは「悪だ」と答えるでしょう。
でも、犯罪を一度も犯したことが無い人間がこの世にいますか？いや、いないですよ。
自演リンクは、やりすぎなければ大丈夫です。（言い切って大丈夫か少し不安ですが）
自演リンクって何？意味不明ですよね
そもそも自演リンクって何ですか？ボクにはこの言葉の意味がよくわかりません。
たとえば、twitterで「ここでブログ書いてるから見に来てね」ってURL付きでつぶやいたらこれは自作自演リンクになりますか？っていうか、ダメなんですか？
それだったらほとんどの人が圏外にとばされちゃって、検索結果に残るのはお堅い企業ホームページだけになってしまいます。
そんなわけないですよね。
どうしていわゆる自作自演リンクがダメなのか、もういちど考えてみてください。
問題は「自作自演リンクしたこと」ではなく「自作自演リンクしかしてないこと」
それは、「コンテンツもないのに、自作自演リンクだけで上位表示出来てしまう」からダメなんですよね。
ということは「自作自演リンクだけ」じゃ無ければいいんじゃないですか？
「コンテンツがちゃんとあれば」いいんじゃないですか？
考えてみてください。
googleにとって、検索結果において大切なのは「検索した人のほしがっている情報を上位に掲載できているか」ということですよね？
自作自演だろうがそうでなかろうが、「そのコンテンツに価値があって、このコンテンツを読みたがってる人がいる」なら良いんです。
もう一度考えてみてください。そのサイト、見る価値ありますか？
結局は、パンダアップデートに戻ってくるわけでです。
価値のあるサイトは上位に行き、価値のないサイトは圏外へ、ただそれだけのこと。
ペンギンアップデートを怖がっているということは、それは「自分のサイトは見る価値が無い」と思っているということと同意語です。
もしあなたがそうなら、いますぐこの業界から手を引いた方がマシです。
でもそうじゃないなら・・・
今なら、ペンギンアップデートを喜べるんじゃ無いですか？
これは脅威ではなく、希望の光であることを。
