無料ブログから独自ドメイン運用に移行するときに注意しなければいけないこと
ブログやホームページを作るとき、最初はみなさん無料ブログから始めることが多いと思います。
しばらく運営してみて、軌道に乗ったら「独自ドメインとサーバー借りて本格的に運営していくか!」となると思うのですが、そんな時、またイチから作るのは時間の無駄ですよね。
たいがいの無料ブログでも、記事の内容をXMLでエクスポートすることができるところが今は多いのでこれまでの記事は新しい独自ドメインに移行することは可能なことが多いとは思うのですが、そこには気をつけなければいけない問題があります。
重複コンテンツの問題
無料ブログからエクスポートした記事を独自ドメインのwordpressにインポートしたとします。
その時、問題になるのは「重複コンテンツ」です。
無料ブログと独自ドメインのサイトに全く同じタイトル・同じ文章のページが2つ存在することになりますよね?これはgoogle的にはあまり好ましくありません。
重複コンテンツの問題というと、最近よく話題になるのは「タグ」や「カテゴリ」のアーカイブでの重複コンテンツでした。
アーカイブ(一覧)ページはブログのタイトルや本文の抜粋を並べるページなので、各固有のブログ記事と、日付別やタグ別でまとめたアーカイブ(一覧)ページでは、内容が当然重複しており、これが原因でgoogleからペナルティを受けたり、ペナルティまでは行かなくても上位から漏れてしまう、というケースがよく話題になります。
サイト内での重複ですら問題視されているのに、今回は独自ドメインと無料ブログというまったく別のサイトでのコンテンツの重複です。しかも抜粋がかぶっているというわけではなく、完全に全く同じコンテンツが2つ存在してしまいます。
重複コンテンツの場合、古い日付のページをgoogleは元記事とみなす
さらに都合が悪いことに、その記事の公開日付は無料ブログの方が古い日付ですよね?
基本的には、公開された日付が古い方が元記事とみなされ、あとから出てきた同一記事はヘタをすると盗作記事とみなされ、ペナルティを受ける可能性があります。
自分のブログを移転しただけなのに、これは困っちゃいますよね。
じゃあ重複しないように無料ブログを消せばいいのか?
もちろん、移転した段階で無料ブログを消してしまえば重複はなくなります。でも、せっかく今まで集めてきた被リンクやページランクを手放してしまうと、新たに立ち会えた独自ドメインはまた実質0からのスタートになってしまいます。
さらに、無料ブログの場合はドメインエイジ(ドメインの年齢)が長いドメインのサブドメインで運用できたので比較的スタートダッシュは有利だったのに対して、独自ドメインはドメインエイジ0の生まれたての赤ちゃん状態からのスタートです。
無料ブログで立ち上げた時とは難易度は結構違いますので、0からのスタートどころか、マイナスからのスタートに近い印象になってしまうのではないでしょうか?
無料ブログを消してしまうのは好ましい対応とはいえないでしょう。
結局、どうしたら良いの?
やっと本題です。じゃあどうしたらいいのか?その結論は古いブログから新しい独自ドメインにリダイレクトしましょう、ということです。
通常サイト移転を表す301 リダイレクトという手法をとるのですが、これは.htaccessというサーバーの設定ファイルをいじらなければいけないため、無料サーバーや無料ブログでは使えないことがほとんどです。
wordpress.comのように有料オプションでこの301リダイレクトを使える無料ブログサイトもあるのですが、ほとんどのブログの場合は、この手段は用意されていません。
そこで、Javascriptを使ったlocation.hrefによるサイト転送をするのが一番現実的ではないかと思います。
詳しい方だと、「meta refreshで飛ばせばいいんじゃないの?」と思った方もいるかとは思いますが、なぜmeta refreshを使わないのかの説明と、javascriptによるサイト転送の具体的な方法は次回の記事で詳しく説明します。
次回は、サイト転送の方法について、忍者ブログを例に出して詳しく説明しますので、お楽しみに。
続きを知りたい方は、twitterをフォローしていただくかfacebookページにイイネしておいていただくと見逃さずに済むかと思いますので、お勧めです。(強引)